- ハワイが好きすぎていつか住みたい!
- 実際ハワイに住んだらどんな生活?
- 1週間や10日そこいらの旅行じゃ足りない!もっとハワイにいたい。
ハワイを訪れた時、こんなふうに思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事はハワイ生活が8年目になる私が、実際に生活をしてみて気がついたハワイ移住のメリットとデメリットについてお伝えしていきます。
はじめに・・・
私がハワイ移住をするきっかけとなったのは
「不登校になってしまった息子の環境を変えたい。」と思ったことでした。
もともとハワイが好きで旅行でよく来ていたので、ハワイなら息子と2人なんとかやっていけるのでは?
という安易な気持ちで決めたところまでは良かったのですが、実際にはハワイに来るまでも、そして来てからも、それまで日本で生活してきて全く無縁だったことを良くも悪くもたくさん経験することになりました。
通常アメリカに3ヶ月以上滞在する場合、観光ビザ(ESTA)以外のビザが必要になります。
ビザを取るための書類を準備したり、アメリカ大使館に面接に行ったりとこれがまた、なかなか時間もかかるしややこしい。
たくさんの種類があるビザの中から、当時の私たちが取得できそうなのは学生ビザしかなかったので選択の余地はなく、学生ビザを取得することにしました。
学生ビザは最大で5年おり、きちんと学校に通っていれば更新も可能です。
準備を始めてから約2ヶ月後、大使館面接で滞在の許可をもらい、私たちのハワイ移住が始まりました。
ハワイ移住をしてみてメリットと感じること
1気候が最高。衣替えの必要なし!
ハワイって一年中常夏で過ごしやすいイメージですよね。
実際には、雨期(11月から4月くらい)と乾期(5月から10月くらい)があって雨期の気温は少し下がり、朝晩は肌寒い日も多くあります。
日中の日差しはとても強烈ですが、湿度が低いため日陰に入れば心地よいです。
冬の寒い日に朝布団から出るのが辛かった私ですが、ハワイでは早起きも苦にならなくなりました。
また、雨期でも雨が降り続くことが少なく、年間を通して晴れの日が多いのもあって活動的になれます。雨の後は虹が出やすく、何度見ても飽きることはありません。
また、めんどくさがりな私にとって、衣替えをする必要がないのも地味に嬉しいポイントです。
2日常と非日常を一瞬でスイッチできる
いざハワイに住み始めたら、子供の送り迎えがあったり、自分も学校に行ったり仕事に行ったりと思っていた以上に忙しくなりました。
そこで救われているのが、ほんの5分歩けばビーチに行けたり、ホテルのバーやレストランで海を見ながらビールの一杯でも飲んだら、バケーション気分でハッピーになれることです。
またすぐに日常に連れ戻されてはしまいますが、このようにバケーション気分を気軽に味わうことができる環境のハワイ大好き。といつも思います。
3アロハスピリット
アロハスピリットって聞いたことありますか?
これ、実はハワイで制定されている法律なんです。
古代ハワイアンの教えでもあり、人によって解釈は違うようなのですが、ハワイの挨拶でよく使われる「A L O H A」の一文字ずつにも意味があるのでそちらをご紹介しますね。
Akahai:思いやり
Lokahi:調和、協調
OluOlu:喜び
Haa haa:謙虚
Ahonui:忍耐
「A L O H A」の精神を持って人に接することを教えられてきているから、この島の人は優しい人が多いです。
変な英語を話しても一生懸命理解しようとしてくれます。
もちろん全員がそうではありません。でもたとえ一部に過ぎなくても、親切にしてもらったら自分も誰かにお返ししようという気持ちで継承されていくのではないかな。と思います。
4海と山
自然豊かなハワイでは、海も山も欲張りに楽しめます。
綺麗な海ではサーフィンやダイビングも楽しめますし、冬の時期はクジラウォッチングも。船で沖に出なくても肉眼で見られるポイントもあります。
アクティビティをしなくても、ただのんびりビーチで過ごしたり、バーベキューなんかしても楽しいですよ。
ハワイのイメージは海の方が強いかもしれませんが、山も負けず劣らず素晴らしいです。
ハイキングコースは初心者向けから上級者向けまでたくさんあって、小高い山の上から見る絶景はクセになります。
もともとハイキングに一ミリの興味もなかった私ですが、今はすっかりハマってしまい運動不足解消のためにもと定期的に出かけています。
5日本のものが手に入れやすい
今まで食べ慣れていたもの、使い慣れていたものが手に入るのは本当にありがたいことです。
日本で買うより割高にはなってしまいますが、ハワイには日系スーパーマーケットがいくつかあるので時々利用しています。
最近はハワイでの生活にも慣れたことと、再婚した夫が日本人ではないのでなるべく現地のもので暮らそうと意識していましたが、やはり日本のものは品質がいいので、私よりも夫の方が日系スーパーに行きたがるようになりました。笑
6自分に正直になれる
日本に住んでいた頃は、自分の行動言動で誰にどう思われるかとか、しょうもなく小さいことを気にしていました。
でもハワイに来て、私は私。と思えるようになったのは、自分が他人のことをとやかく気にしないように、他人も自分を気にしてない。ということに気がつけたから。
ハワイにも日本人は多く住んでいます。でもそれ以上に日本人以外の人が住んでいます。日本人以外の人と関わっていく中で、自分の好きなことをすればいい。生きたいように生きればいい。
そんなことを彼らから学びました。
どんなに太っていたって、ビキニを着たければ着ればいいのです。誰に遠慮する必要もないのです。
人に迷惑をかけない範囲であれば、自分の好きなように生きていい。そう気がつかせてくれたのがハワイでの生活でした。
ハワイ移住をしてみてデメリットと感じること
1物価・家賃が高い
ハワイに旅行で来たことがあればご存知だとは思いますが、ハワイの物価は、毎年全米でも上位に入るほど高いです。
理由としては、
・島だから輸送コストがかかる
・観光産業で成り立っているから
・リゾートだから
などの理由です。
レストランでの食事にも、支払いにはチップが必要なので20%前後高くなり、見えない支出も多くなりますね。
家賃にしても日本のワンルームを借りる金額でハワイで借りようとすると、治安の悪い古くて狭い場所になってしまいます。
アメリカでは、安全はお金で買うという意識もあるので、高くてもセキュリティがしっかりとしている物件やエリアであれば、ご近所さんもきちんとしている方が多いので、多少安心して暮らせるという一面があります。
夢だったハワイ移住を始めたものの、出ていくお金が多過ぎて半年で帰ることになってしまった。なんて話もよく聞きます。
2 医療費が高い
アメリカの医療費が高いというのもよく耳にされるかもしれません。
実際、驚きの金額でした。
私と息子2人で一番安いプランに入りましたが、それでも毎月$800($1=115円として約92000円)支払っていました。
あるとき、数日間腹痛が治らないので病院に行ったところ、盲腸の疑いがあるからと救急病院に行くように言われ、そこで諸々の検査をしました。
結局、腹痛の原因は盲腸ではなかったのですが、忘れた頃に検査費用の請求書が届き、約$2000支払いました。
このように医療費が高額だからこそ、身体を気遣う人は健康に良いサプリを飲んだり、口から入る物に気を使ったり、積極的に運動したりしているのだなあと身をもって感じました。
3 ドラッグが身近にある
ハワイ州では合法で使用できるものもありますが、実は違法なものも多いです。
ビーチなど外を歩くと、ドラッグの匂いが香ってくることも多くあります。
ドラッグなんかとは無縁。と生活をしていましたが、小学生が学校にドラッグを持ってきて友達にあげていた、というニュースを聞いたり、公園のトイレにいたドラッグ中毒者が日本人ツーリストに襲撃した事件には衝撃を受けました。
簡単に手に入れられるからこそ、最初はちょっとした好奇心から始めてしまうのでしょうが、それが元で人生が狂ってしまいかねません。
また、子供が学校でドラッグと知らずに手に入れてしまったら?
そんなことを考えるととても恐ろしいです。
4 治安
ハワイはアメリカの中ではまだ治安は良い方かもしれません。
しかし、日本の感覚で考えると治安は悪いと言えます。
暗くなったら近寄っては行けない場所も多く存在しますし、アラモアナセンターのパーキングをはじめ、日中は全く安全なのに、日が暮れて人気が無くなった途端危険地帯になる場所が多くあります。
また、アメリカは銃社会なのでどこの誰が銃を持っているかわからないし、貧困層の子供達がお金欲しさに悪さをすることもあります。
ハワイは治安がいいからと安心せずに、常に危険とは隣り合わせだということを認識して生活する必要があります。
5 車社会であること
ハワイには電車や地下鉄がないので、主な交通手段はバスや車になります。
私は子供の送り迎えなど、車なしの生活は無理と移住して早々に車を買いました。
しかし、車があるとほんの少しの移動にも使ってしまい、運動量で考えると日本で生活していた頃よりも格段に落ちました。
運動量が減ると太りやすくなったり、健康にも障害が出てくるので意識的に身体を動かさないと維持できません。
まとめ
ハワイ移住に限らず、どこに住んでもメリットもあればもちろんのことデメリットもあります。どちらも人によって捉え方、考え方でも変わってきます。
日本にある四季が最高に好きな方もいれば、ハワイの年中暖かい気候が好きな方もいますよね。
今回お伝えしたメリット、デメリットは見方を変えればいくらでも逆転します。
ハワイ移住を考えたときに、自分にとっての優先事項は何なのか、デメリットがあったにしても妥協できる項目か、それともできないのか?ゆっくり考えてみてくださいね。
とはいえ、考えてもわからないよ!という方はまずはロングステイをしてプチ移住体験をしてみるのもおすすめです。